gluewineのブログ

HSPなReaです🐈🍷身も心も温まるシナモンが入ったあったかいGlue Wein🍷でほっこりブログ

怒っていい、必要が無くなったら仕舞うだけ

こんにちは。

今日も今日とて心と向き合っています。

 

さて、毎日色んな事が起こりますよね。

予定もなく家にいる日でも、携帯やSNSがある限り何かしらの感情が起こります。

 

今日は日本でいうメルカリのようなところで出品したものを

買い手の方が取りに来る日でした。

私が出品したのは、大きすぎずかといって小さくはない家具でしたので、

多少買い手の方がちゃんと持って帰れるのかな、と心配しつつ待ってました。

すると、キャンセルしますと今朝メールが来たんですね。

んーーーーーー、怒です。

当日の当日ですからね。

 

こういう時に私含め、マインドフルネスを学んでいると、

ネガティブな感情が湧く事自体が、悪い事だと思う傾向にあり、

感情を止めようとしたり、感情を否定したり、

そんな自分をだめな奴だと否定したりしてしまう事があると思います。

 

そんなことをしてはいけません。

感情を許してあげましょう。感情にだって権利があります。

私の体からあふれ出る感情を否定するという事は、私を否定するという事ですから、

感情を許して感じましょう。

当日キャンセルなんて、何それ、非常識だ、失礼だ、無礼だ。

こんなに準備したのに、確認したのに、

当日にキャンセルなんて人としてなってない。

怒り!!!!

メラメラと湧き上がった怒り、怒りを感じている体の箇所にじっと意識を向けます。

私の場合は熱くなった胸の内側でした。

感情はエネルギーです。

それ以上思考を膨らませずに、じっと感覚に意識を向けていると、

10秒くらいすると、ふっと強い感情から抜けだします。

感情がエネルギーであることを実感する機会になります。

そして思考が感情を生み出していることも、わかると思います。

 

強い感情から抜け出すと、冷静な思考を取り戻すので、

改めて今直面してる事実と向き合います。

当日にキャンセルされたことは事実です。

冷静さを取り戻しつつも、買い手に伝えるべきことは伝えます。

「このような不誠実な対応は受け入れられません。

私は注意事項を伝えたうえで、本当に購入希望なのか、確かに確認しました。

その上であなたは購入を希望した。無責任であり、大変迷惑な行為です。」

こんな風に文章を書くと、また思考を使っているので再度怒りを感じます。

その時はまた、感情を感じる場所に意識を移し、抜け出すのを待ちます。

 

実は、以前マインドフルネスが上手くいっていた時に、

バランスを崩し始めたタイミングに、私は気付いていました。

それは、店員さんのミスに対して、反論のようなものを行った後からです。

どうしても、人と対峙することに苦手意識があり、罪悪感、後悔、自己嫌悪、

でもやっぱり私は悪くないのにとか、そういう葛藤を後々引きずっていました。

 

その割には、今回も大分はっきり文句を伝えたのでは?と思われますよね。

これは心理内科の先生に教えてもらった、仏教徒の話です。

ある時、曽呂とその弟子たちは船に乗って移動するのですが、

当時船には、仏教徒専用のスペースがあったそうです。

ただ曽呂がいざ座ろうとした時、すでにそこには一般の人が座っていたようで、

曽呂はけしからんと怒り、注意したそうです。

曽呂の怒りに驚いた弟子たちは、

「今お怒りになられましたが、よろしいのですか?

いつ何時も心穏やかに過ごすものではないのでしょうか。」と尋ねたそうです。

曽呂は「怒ってはいけないとは言っていません。必要なくなったら仕舞うだけです。」

 

怒ってはいけないと、自分を縛り、常に監視している状態はマインドフルとは

言えませんよね。

自分の怒り、もまた肯定していいわけです。

ただ使い終わったら、すっとポケットに仕舞う。

ずるずると怒りをぶら下げてはいけません。

 

このような話を聞いて、確かに私は自分の怒りを否定し、自己否定していました。

和を重んじる日本では、怒りを表現するより、人を許して何も言わない方が

楽だと感じる人も多いと思います。私もその一人です。

私の以前のマインドフルネルは、人を許すマインドフルでした。

その結果、許しきれず自分が反論した時に、崩壊したのです。

反論した自分を許してあげられなかったからです。

次のマインドフルネスは、その二つのバランスが肝になるだろうと思っています。

 

人の苦労を想って、許すものは許す。違いを受け入れる。

伝えたいことは伝える。伝えたらその感情は仕舞う。

この二つのバランスです。

 

大変迷惑だったと伝えた私は、再度怒りの感情を感じましたが、

感じきり、そして仕舞いました。

仕舞う時は腕の見せ所です。

いつも通りの思考では、ずるずると怒りを引きずり、ポケットにしまったはずの怒りを

取り出そうとする右手と、抑えようとする左手で葛藤するのです。

私は変わるのだ、その決意が仕舞わせてくれるだろうし、

私は今この一瞬を懸命に生きる、その意志が仕舞わせてくれるだろうし、

私は人に嫌われることより、自分の感情を認め肯定する、という気持ちが

その怒りを仕舞わせてくれるんです。

 

仕舞った後の私は、よし、この家具はもう少しうちに居たいようだ。

素敵な人が現れるまでここに居たらいいよ。

そんな風に思って、また受付を始めた、というところです。

 

怒ってる自分も、怒っていいんだよって許して認めてあげる。

怒ってる自分も、愛してあげる。

怒ってる自分を愛せるのは自分だけですからね。

 

皆さんの心が安らかでありますように。

Rea🐈🍷